こんばんわ!!
いよいよ2016年も残すところあと僅になってきました。。。
大掃除をしていたら数年前に無くしたはずの、あったかいあったかい帽子を発見し、頭だけポカポカ、足はカクブルのファクトリー原です。。。
今年はお店にとっても、会社にとっても、個人的にも本当に大きな変化の年になりました。。。
” 決断と行動の年 “と決めた今年の新年。
まずは、その日の写真から振り返ってみたいとおもいます。。。
1月。
毎年恒例の大須観音のお参りからの始まりです。
STORE IN FACTORYは、野地くんと二人きりでの再出発でした。
仕事始めの4日の朝から、すぐに製作は始まりました。
そして同じ頃に、僕が高校生まで住んでいた築40年ほどの元実家のセルフリノベーションがスタートしました。
建築は、いつもお世話になっているTAKE3の中島さんです。
僕たちはこのプロジェクトを、” 身の丈ハウス “と名付けることにしました。
そして、今では大活躍のマツダポーター君と出会ったのも、この頃でした。
CREAREのB1Fにある、” Bridge “さんで行われた展示にドライフラワー専門店の ” ある日 ” さんと共に参加させていただきました。
そしてファクトリーにとって初めてのアメリカ人のお客さんのお宅の家具を制作させていただくことになりました。
デザインの打ち合わせから、お見積もり、納品まで全て英語でのやり取りに僕も野地君も四苦八苦しましたが、本当に素敵なご夫婦とお仕事させていただけて嬉しかったです。
中区の松原にできた “CULTURE CLUB & PINE FIELDS MARKET “さん。
ベンチの制作をさせていただきました。そしてお店に飾る絵に、僕の本当にお気に入りの絵を選んでくださり、とても嬉しかったです。
身の丈ハウスは解体工事が終わり、いよいよ本格始動です。
家具では、岡崎の ” CARAVAN FURNITURE “さんと共同で、オリジナルのソファーの開発が始まりました。
中旬には、夏に工事の始まる新舞子の結婚式場のリノベーションの現地調査に行きました。
あまりにも大きな規模の現場に、とても不安な気持ちにななりました。そしてそれ以上にやってやるぞという気持ちにもなりました。
今年は昨年と比べると、本当にたくさんの家具の製作のご依頼を頂くことができました。住宅に運び込むことができるよう、作り方を一新したのがこの頃でした。
そして、1月末。
アパートメントストアーが1歳になりました。。。僕の手から離れ、水野君が大切にそして精一杯の力で育ててきたアパートメントストアーのお祝いでした。
自宅も並行して進んでいます。
悩みに悩んだ末、床のパターンが決まりました。。。いつも辛い時に助けてくれる ” sacco ” の酒匂くんが現場に入ってくれたことで、何とか工期を変えずに進めることができました。
2月。
3年間お世話になった、Hair Ice Treさんのショーウィンドウの最後のディスプレイ。同店のスタイリストの方との共同の作業となりました。
20代の頃から憧れていたアーティストの方のご自宅兼アトリエのお仕事に携わらせていただくことができました。
こんな日が来るなんて本当に夢にも思いませんでした。。。
そして戦友の新しいお店のオープン。” CRUNCH “のテルさんにはこれまでもずっと刺激をもらってきました。自分のことのように嬉しい1日でした。
床を貼り終え、大工仕事にめどの立ってきた自宅では、仕事終わりのスタッフに無理を言って、深夜の塗装作業。
親方はもちろん阿比留塗装のアビルくんです。
みんな本当にありがとう。
鋳物のワークベンチの脚を使ったキッチンもできてきました。
実家の片付けで出てきたラレーを “Daisy Messenger “のサルさんにレストアしていただき、金田くんが作ってくれたカゴを乗せたファクトリー号3号が完成しました。
現 ” ReBuilding Center JAPAN ” 代表の東野夫妻と一緒に、愛知県の一宮市へレスキューに行きました。こんなにも素敵な場所が、様々な理由で取壊されていってしまう事が本当に残念ですが、少しでも有意義な再利用をしていけるようにしたいです。
そして身の丈ハウスも大詰めに入ってきたある日、中島さんと阿比留くんと僕の家族とで、7年間住んだ前の自宅での最後の食事会をしました。
この頃、完成図がなんとなく見えてきていて、様々な部分で身の丈を越えようとしていた僕に中島さんは
” 少しでも良い空間を作ろうと必死になっている時に言うのもおかしいかもしれないけれど、やっぱり原さんにはどんな家に暮らすかよりも、そこでどう暮らすかを大切にして欲しいと思っています ”
って言ってくれました。
僕は、この工事に入る前に身の丈ハウスという言葉に込めた想いを、やっと思い出すことができました。
わかっていたつもりでしたが、どこかでそれを置き去りにしていこうとしていました。
この日、とても大切なことを改めて気付かせてくれたこの最後の餃子の会は、僕にとっても、そしてSTORE IN FACTORYにとっても今後の本当に大きな指針になったと思っています。
3月。
ファクトリーでは新しい仲間の募集が始まりました。
名古屋市東区に移転したお洋服のお店 ” ZODIAC “さんの内装や什器の製作をさせていただきました。
本当に誠実に商品と向き合い、上質な商品を取り扱うお二人からとても多くのことを学ぶことのできた思い出深いお仕事でした。
アパートメントストアーの時もお世話になった、下田さん。キッチンに繋がる露出配管を丁寧に仕上げてくださりました。
まだ完成に至っていない自宅でしたが、住みながら作っていくことにして引っ越しがスタートしました。
ラシック1Fのパサージュにて行われた ” THINK TWICE ” さんの期間限定ショップに参加させていただきました。
姉妹店のstore in historyの改装工事。
今まで自分たちのお店の改装は全て僕が企画していましたが、今回はスタッフの金田君のプランでお店作りをしました。とても不安だったと思いますが、家具の製作も一人でこなし本当に頑張って形にしてくれました。
新しいヒストリーの始まりです。
久しぶりのイベント出店。
埼玉のサルベージ ” Richmond & Co. “の鹿山さん主催の ” Antiques in Hilltop Farm ” に参加させていただきました。
離れた地方の、友人たちとも再会でき刺激的な2日間でした。
そして、4月1日。
新しい仲間とともに、株式会社スタジオトラスが誕生しました。
昨年は極寒のファクトリーで、気づいたらブログを書きながら一人年を越してしまっていた苦い経験がありますので、続きは年明けに書かせていただきます。。。
今年も本当に多くの方に支えていただき、とても充実した一年を過ごすことができました。
STORE INFACTORY、マジックチルドレン、そしてスタジオトラスに関わってくださった全ての方に、心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました!!
来年も僕たちらしいお店作りに邁進していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!!!
原